自分の妻のことを人前で何と言うか
Thinking
実は昔,妻がいた。その妻のことを人前で何と言っていたかという話。
- 嫁
- 嫁というのは家に嫁いできたオンナのことだね。先祖代々脈々と続いてきた○○家というのがあって,そこに迎え入れたオンナ。
- 奥さん
- 別に奥にしまっておくようなオンナじゃない。正確には,人が俺の妻を呼ぶときの敬称で,自分が言うのはちょっと違うかなという気もするが。
女性が夫を呼ぶときの言葉にも「主人」とか「旦那」とかがある。旦那というのは「施しをする人」という意味がある。
こういう言葉って,昔の社会制度を背景にして生まれてきたんだろうけど,その言葉を使うことが,その思想や体制を受け入れることと同じような気がして,あまり好きになれなかった。それで「うちのが…」なんて曖昧な言い方をしてた。
で,あるとき「連れ合い」という言葉に出会う。言葉自体はもっと前から知ってはいたが,自分の妻あるいは夫を「連れ合い」と呼ぶ素敵な人に出会ったことがなかった。
その夫婦に出会い,お互いに自立し信頼し合う素敵な関係だと思った。
人生という旅路の連れ合い。共に行く連れ合い。どちらかがどちらかを縛るのではなく,所有するのでもなく,施すのでもなく,お互いの意志で共に居るという関係。
この類の言葉で,オトコとオンナが同じに使えるというのもあまりない。イーブンな感じがする。
妻のことを「連れ合い」と言うようになってから,俺たちは別れることになったんだけどね。「嫁」だったら,もしかすると別れられなかったかもしれない。
まあ,いずれにしても,単に言葉の問題だから。好きにするのがよい。という締まらぬまとめ。

Hightway-2
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